「いつも夕方には脚がパンパンにむくんで、すごく痛い!」と深くお悩みの方々へ。
家事の時や職場などで立ち仕事が多いけれど、それを放り出すわけにもいかないのが辛いところですよね。
ここではそんなあなたに「スッキリとむくみをとるための方法」について、ご紹介していきたいと思います。
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むくみをとるための7つの方法
1. 上手に「ツボ」を刺激して代謝を促進
われわれ日本人にもお馴染みの「ツボ押し」療法ですが、このツボを刺激して脚や全身のむくみを解消する方法があります。
以下は、むくみ解消に効果のあるツボをご紹介いたします。
名称 |
場所 |
効能 |
曲泉(きょくせん) |
膝の裏のシワの内側の先端部分 |
水分や疲労物質の排出を促進し、むくみを解消する |
大谿(たいけい) |
足首の内くるぶしの後ろで、アキレス腱の手前のへこんだ部分 |
肝機能を向上し、むくみや疲労を解消する |
豊隆(ほうりゅう) |
ふくらはぎの外側で、筋肉が一番盛り上がっている部分 |
ふくらはぎのむくみを解消する |
湧泉(ゆうせん) |
足の裏の土踏まずのやや上の中央で、足指を曲げた時にへこむ部分 |
腎臓機能、利尿、老廃物の排出を促進し、むくみや冷え、疲労を解消する |
足心(そくしん) |
足の裏のちょうど中心部分 |
腎臓機能を促進させ、体内の水分量を調整し、むくみを解消する |
心臓(しんぞう) |
左足の裏で、薬指および、親指の下3~4cmの部分の2か所 |
血行を促進させ、冷えやむくみを解消し、老廃物の排出を促進する |
2. リンパの流れを意識したマッサージでむくみ知らずの美脚に
むくみはリンパの流れを改善することで解消できますので、ぜひ「リンパマッサージ」を行いましょう。
リンパマッサージに特におすすめのタイミングなのが、最も血液の循環が盛んとなっている入浴後です。
マッサージ用のクリームやオイルを使用してすべりをよくし、肌に負担をかけないように注意しましょう。
マッサージは、右脚・左脚の両方にそれぞれ行うようにしてください。
場所 |
方法 |
足裏 |
あぐらをかくようにして座り、両手で足裏を包み込むようにします。両方の親指を揃えて足裏全体を10秒程度押します。 |
足の甲 |
片脚の膝を立てて床に座り、膝を曲げた方の足の甲を両手で包み込むようにします。両方の親指を揃えて足の甲全体を10秒程度押します。 |
足の指 |
足の指の付け根から指先に向かって、手の指先でつまむようにして10秒程度揉むようにします。 |
ふくらはぎ |
片脚の膝を立てて床に座り、膝を曲げた方の足首から膝裏のリンパ節までを、左右の手の腹を使って交互に15秒程度さすり上げます。 |
太もも |
太ももの内側を、膝から脚のつけ根のリンパ節に向かって、左右の手で交互に15秒程度さすります。太ももの外側も同様に行います。 |
3. 身体に水分を溜め込んでしまう「塩分」の取り過ぎに注意
塩辛いものを食べ過ぎると、誰でものどが渇きますよね。
身体の中で塩分の濃度が上昇すると、正常な濃度に戻そうとして身体が水分を溜め込もうとするために、自然に水分を欲しがるようになっているのです。
このため、スナック菓子やインスタント食品のようなしょっぱいものを際限なく食べて、水分をがぶがぶ飲み続けていると、当然、溜まり過ぎた水分がむくみとなって身体に現れてきます。
このほか、漬物類、ハム、ベーコン、ソーセージ類、チーズ類の食べ過ぎや、しょうゆやソースなどの調味料のかけ過ぎも、むくみにつながるような過剰な塩分を摂取する原因となってしまいますので、十分注意するようにしましょう。
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4. カリウムを含む食材を積極的に摂取して身体からむくみを追い出す
われわれ日本人になじみの深い食材には、食塩を使用した調理法のものが多く、むくみが起こりやすいとも考えられます。
そこで、食塩の主成分である「ナトリウム」の排泄を促し、血圧を下げ、筋肉の働きを向上させる作用のある「カリウム」を積極的に食卓に取り入れることで、むくみの改善に役立てましょう。
カリウムを多く含む食品
分類 |
食品名 |
野菜類 |
アボガド、ほうれん草、モロヘイヤ、にら |
イモ類 |
ヤマトイモ、サトイモ、サツマイモ |
果物 |
バナナ、スイカ、リンゴ、キウイ |
きのこ類 |
干しシイタケ、エリンギ、まつたけ |
魚介類 |
あゆ、あじ、タイ、アサリ |
海藻類 |
ひじき、コンブ、わかめ |
豆類 |
大豆、小豆、えんどう豆 |
5. 脚枕を使い翌朝はスッキリと生まれ変わった脚に!
パンパンにむくんだ脚を、翌日まで持ち越すのは辛いですよね。
そこで夜、寝ている間に脚を高くして寝ることで、むくみをかなり解消することができます。
やり方は簡単。お手持ちのクッションや枕などを足元に置いて、そこに足を乗せて朝まで寝るだけです。たったこれだけで、翌朝にはスッキリとしたむくみ知らずの脚を実感できることでしょう。
さらに、お仕事の休み時間などを利用して、椅子などに腰掛けながら、時々、足を心臓よりも高くするように持ち上げてみましょう。
起きているときでも、こうして普段からこまめにむくみを改善する工夫をすることで、随分脚が楽になるはずですよ。
6. 身体を締め付ける服や靴などは避ける
ボディラインが細く見えるとはいえ、ご自身の身体に合わない矯正下着などを付けていると、全身の血流を阻害してむくみを誘発しかねません。
細身のジーンズなども同様ですが、格好はよくても身体を締め付けるようなデザインの衣服を、長時間着用することは避けるようにしましょう。
加えて、きつい靴や踵の高い靴などもむくみの元となりますので、ハイヒールなどはできるだけ履かないようにしましょう。
もしくは、少なくとも通勤・通学する際はスニーカーを使用するなどして、一日の使用時間をできるだけ短くするようにしましょう。
7. 身体を冷やさないことと適度な運動が大切
「冷え」は血流を妨げます。身体が冷えると脚の血液や水分がうまく流れにくくなるため、「冷え症」の方で、脚がむくむという方は多いかと思います。
このため、まずは身体を冷やさない工夫が必要となります。
椅子に座っての作業が多い方は、ひざ掛けや厚手の靴下などを利用するようにしましょう。
長時間同じ姿勢をとることも、血流が悪くなる原因となりますから、時々ストレッチなどでこまめに身体を動かすなど心がけましょう。
通勤や通学の時間帯を使って一駅分歩いたり、エレベーターではなく階段を使ったりするなどして、普段の生活に積極的に運動を取り入れ、全身の血流を促進するよう意識してみましょう。
あとがき
いかがでしたか。これらの方法を試してみて、お悩みが解消できればよいのですが、それでもまだむくみがひどいという場合には、肝臓や腎臓の疾患、血管やリンパ管の疾患、貧血や妊娠中毒症などの可能性も考えられます。
心当たりのある方は自己判断せず、必ず専門の医師に相談するようにしてくださいね。
今回は「むくみをとるための7つの方法」をお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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